知らないと危ない!活性酸素が体に及ぼす悪影響とは?
皆さんは健康についての悩みをお持ちではありませんか?
健康の悩みを考えた時、もしかしたら最終的に原因としてぶつかるのは「活性酸素」かもしれません。
普通に生活しているだけで常に私たちの身体に発生している活性酸素。
活性酸素は本来、外部から侵入してくる菌や微生物を排除してくれるなど、体の健康を守るために、人間の体内で必要に応じて作られる有益な物質です。
しかし、良い働きをする反面、体に悪影響を及ぼし健康を害する物質でもあったのです。
ここでは、活性酸素が体に与える悪影響についてお伝えしていきます。
活性酸素とは
活性酸素とは、酸素の中でも「物質を酸化させる力」が活発な酸素のことをいいます。
「酸化する」というのは、いわゆる「サビる」ことを言います。
つまり、活性酸素は物質を「サビさせる力」が強い酸素ということになります。
活性酸素はその性質から、体内の組織と反応して酸化させ、老化や様々な病気(生活習慣病)の原因になっています。
活性酸素の発生要因
活性酸素は、日常生活の様々な場面で発生しています。
・食物をエネルギーに変換するとき
・食品添加物を摂取したとき
・紫外線を浴びたとき
・放射線の照射を受けたとき
・ドライヤー、テレビ、電気毛布などの電磁波を受けたとき
・菌やウイルスが体内に侵入していたとき
・過剰に運動をしたとき
・強いストレス状態にある時、その状態が続いているとき など
このように、普通に生活しているだけで常に活性酸素が発生しているのです。
活性酸素による悪影響
シミやしわといった肌トラブルの原因に?!
シミなどの肌トラブルの原因として「紫外線」というのは、皆さんもよく聞くところではないでしょうか。
しかし、実は紫外線を浴びることによって発生する活性酸素が問題だったのです。
紫外線は人体にとって有害な物質をたくさん含んでいます。
そのため、紫外線を浴びると、その害から皮膚を守ろうとして出てくるのが大量の活性酸素になります。
過剰にでてきた活性酸素は、皮膚の脂質を酸化しシミを生む温床となる物質を作り出してしまうのです。
また、コラーゲンや線維組織なども酸化するため、肌の瑞々しさが失われシワの元となってしまうのです。
あらゆる病気の原因に?!
現在、活性酸素が引き金となっている病気は全体の90%ともいわれています。酸素は血液によって全身に運ばれます。したがってあらゆる器官を酸化して破壊し、病気を引き起こしているのです。現代社会では、私たちに備わっている抗酸化能力を上回る活性酸素が発生しています。
ということは、活性酸素による病気も必然的に増えるということです。
日本人の死因トップ3である、ガン、心疾患、脳血管疾患。これらの病気は患部が異なり、一見何のつながりもないように思えます。
しかし、実は共通して「活性酸素」が深く関わっていることが明らかになっているのです。
ガンの原因に?!
ガンとは、私たちの体内で発生する「悪性新生物」です。この「悪性新生物」が体内で増え続け、正常な細胞を侵食し、やがて体の機能を破壊してしまいます。私たちのDNA上にある遺伝子には、もともと数十個~百個のがん細胞があると言われています。しかし、DNA上には同時に「ガン抑制遺伝子」もあり、通常はこれがガン遺伝子を抑え込んでいます。
活性酸素は、そのガン抑制遺伝子を傷つけ、そのことによってガン遺伝子が暴れ出す(=ガンになる)と考えられています。
まとめ活性酸素が体に及ぼす悪影響についてご紹介しました。
普通に生活しているだけで、発生してしまう活性酸素。
ただ、活性酸素は抗酸化作用があるものに弱く、それを用いることで体内から除去していくことも可能になります。