受験生の方必見!受験に必要なメンタルとは
中学・高校の中間・期末考査の時期や、受験が近づいてくると「試験勉強の一夜漬け必勝法」や「受験であがらない方法」などを教えて欲しいというお問い合わせをいただく事があります。
誰しもが簡単に記憶出来る方法や、試験で最大限に能力を発揮する方法があるならばと思った事はあるはずです。脳の性質を掴めば多少なりとも効率の良い学習方法を見つける事が出来るかもしれません。
そこで、脳のメカニズムに基づいた、受験に必要なメンタルについてをお伝えします。
受験に必要なメンタル=『思い込みの能力』!?
『思い込み』これはある意味、自分自身の「出来る」「出来ない」を勝手に決める不思議な心の現象なのかもしれません。人間は本当の事だと思い込めば、知らず知らずのうちに結果も思い込んだ方向に進んでいく事が多いのです。
例えば、どうせ落ちるに決まっていると思い込んでいる受験生は不合格になりやすい。受験以外で例をあげるなら、自分が醜いと思い込んでいる女性も、やはり醜くなるのです。
これは俗に言う「苦手意識、劣等感」と言う悪い思い込みなのです。
逆に良い思い込みもあります。例えば、落ちるはずがないと思い込んでいる受験生は合格しやすく、自分が綺麗だと思い込んでいる女性はより美しくなります。これは「得意意識、優越感」と言う良い思い込みなのです。
メンタルが強い人は『良い思い込み』をしている
例えば、「自分が格好良い」と思い込んでいる男性。実際はそれほど格好が良いわけではないのに異性に人気があったりする。また、異性にあまり好かれていなくても、格好良いという本人の思い込みから、異性に対する行動に積極的で最後には女性が根負けして付き合ってしまう。さらには、冷たくされても自分は格好良いと思い込んでいるから全然傷つかないような人です。
このような人を見ると、思い込みとはなんとも凄いものだと痛感させられます。思い込みの強い人がいたらその人を観察してみるのも面白いかもしれません。
つまり、取り組んでいる事柄に対してその人がどのように思い込んでいるのかで、考え方や気持ち、行動が変わってしまうのです。これが得意、苦手を作ってしまい、優越感と劣等感の差になってしまうのです。
例えば、「自分はこの教科は得意だ」と思っている人はその教科の授業になると積極的になり、内容もどんどん頭に入って来る。もちろん、積極的に楽しんで学んでいるから、結果にも反映される。難しい問題が出てきても「自分は得意だから解ける。いや、難しい問題だからこそ解けた時が楽しい!」と、さらにチャレンジします。
逆に、「自分はこの教科は嫌い」「D判定だし、どうせ無理」と思っている人はその教科の授業になると眠くなったり、何度聞いても耳に入らなかったりと、集中力が続かず、ちょっと難しい問題が出題されると、すぐに諦めてしまったりします。勿論結果も芳しくありません。
能力は一生懸命に努力するよりも、「得意」と自分自身に思い込ませることが自然と結果につながる事が多いのです。ある状況を事実と決めて掛かれば(思い込んでいれば)、結果が思い込んだ事実になることが多いのもそのためなのです。
良い思い込みをするには?
それは自己暗示を利用すれば良いのです。否定的な結果を予想する自己暗示、例えば「ダメかもしれない」「どうせ出来ない」は人間の心を縛ろうとする力が強く、行動に抑制が掛かり、結果としても失敗で終わってしまうことが多いものです。それとは逆の「私は出来る」「私は得意」等の肯定的な結果を予想する自己暗示は成功に結びつくことが多いのはすでにご承知の事でしょう。良い結果を得るためには良い結果を思い込む自己暗示を絶えず自分に言い聞かせることが重要なのです。