意外と知らない?抗酸化物質を多く含む食品

誰の身体にももともと備わっている「抗酸化作用」。

抗酸化作用は私たちの体内でとても重要な役割を果たしています。

 

私たちの体内では抗酸化酵素が生成されており、これが体内の酸化を抑制してくれています。

しかし、抗酸化酵素の生成は20代にピークを迎え、加齢とともに抗酸化作用は低下していきます。

 

そこで摂取したいのが抗酸化物質です。

抗酸化物質は食品から摂ることができます。

ここでは、抗酸化物質を多く含む食品をご紹介していきます。

 

抗酸化作用とは

抗酸化作用というのは、読んで字の如く「酸化に抗(あらが)う」ことを言います。

酸化というのは簡単にいうと「サビる」ことです。

私たちの体内でも「酸化」が起こっており、その原因となっているものに「活性酸素」があります。

つまり、抗酸化作用は活性酸素の働きを抑制してくれる効果があるということです。

活性酸素は、私たちが普通に生活しているだけで発生しています。

そして、これが体内で様々な悪影響を及ぼすのです。

そこで、この抗酸化作用が非常に重要になってくるのです。

抗酸化作用をもつ物質(抗酸化物質)

抗酸化物質とは、生体内で起こる酸化を抑制する物質のことを言います。

活性酸素が細胞内で過剰な酸化ストレスを引き起こさないよう、強い還元性によりその反応を無害化します。

 

抗酸化物質には、下記のようなものがあります。

・抗酸化ビタミン(ビタミンA、C、E)

・ポリフェノール

・コエンザイムQ10          など

 

次にこれらの抗酸化物質を多く含む食品をご紹介します。

抗酸化物質を多く含む食品

ビタミンAを多く含む食品

・鶏肉

・豚肉(レバー)

・卵黄

・人参

・ニラ   など

 

ビタミンCを多く含む食品

・グレープフルーツ

・イチゴ

・レモン

・オレンジ

・キャベツ

・パセリ

・ピーマン

・ブロッコリー

・ほうれん草   など

ビタミンEを多く含む食品

・アーモンド

・ピーナッツ

・くるみ

・うなぎ

・たらこ

・ごま

・大豆   など

ポリフェノールを多く含む食品

・大豆

・玉ねぎ

・赤ワイン

・ウコン   など

コエンザイムQ10を多く含む食品

・イワシ

・ハマチ

・豚肉

・牛肉

・小麦胚芽

・米ぬか    など

 

食事での注意点

抗酸化物質を多く含む食品を有効に摂取することはとても大切です。

しかし、健康に良い食品でも調理法によっては酸化物質を増やし、抗酸化物質を減らしてしまうこともあるので注意が必要です。

脂肪分の多い食事には調理過程で発生してしまう活性酸素を含むこともあります

まとめ

日常生活を送る中でも我々は多くの活性酸素にさらされています。

体内でも発生し、食品からも体内に入ってきます。

そこで、抗酸化物質を多く含む食品を有効に摂取することが大切になってきます。

皆さん、ぜひ抗酸化食品を効率よく摂取し、様々な病気の元凶となる生体内の“サビ”予防に心がけて健康的な生活を送ってください。

 

バヤラッカルα(一般)